医学書の感想

実際に購入した医学書のレビューサイト

【書評】 この1冊で極める不明熱の診断学 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 全編にわたって「不明熱は、発熱のみに注目していては診断はつかない。発熱以外の手掛かり(+α)に目を向けないといけない」という理念に基づいた内容です。膨大な鑑別診断の中から、“その疾患らし…

【書評】 Hospitalist 特集:腎疾患 Vol.2 No.1 2014 【感想】

Hospitalistは集中治療で有名なIntensivist(インテンシヴィスト)の姉妹本です。2014年に発刊が開始されました。入院患者の病棟管理だけではなく、地域医療連携を含めた外来診療のできるジェネラリスト(=Hospitalist)を志す人のためのクォータリーマガジン…

【書評】 Hospitalist 特集:消化管疾患 Vol.2 No.3 2014 【感想】

Hospitalistは集中治療で有名なIntensivist(インテンシヴィスト)の姉妹本です。2014年に発刊が開始されました。入院患者の病棟管理だけではなく、地域医療連携を含めた外来診療のできるジェネラリスト(=Hospitalist)を志す人のためのクォータリーマガジン…

【書評】 慢性膵炎診療ガイドライン〈2015〉 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 全編にわたってクリニカルクエスチョンを主体とした検査・治療の推奨度およびエビデンスが記載されています。本ガイドラインのなかで目立つものでは、血中・尿中膵酵素の感度は高くない(特異度は…

【書評】 胸部X線診断に自信がつく本 第2版 【感想】

オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ) 1. 内容 初期研修医向けに書かれた胸部単純X線写真の本です。体位などの撮影条件によるX線像の違い、胸部CTとX線での映る像の違いなど、X線読影の基本原理から丁寧に解説されています。「曇っている…

【書評】 ECGケースファイル―心臓病の診療センスを身につける 【感想】

オススメ度 ★★★★ 1. 内容 ECGブックの姉妹本です。循環器診療のありかたがスーッと身体に染み渡るように作ったそうで、典型的な心電図から非典型的なものまで“61症例”の心電図と解説が記載されています。コラムも充実しています。全編にわたって口語体で、「…

【書評】 見て読んでわかるNASH/NAFLD診療 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 NAFLD/NASH/ALDについて易しく解説されています。薄い本ですが、それぞれの病態の定義、診断基準、鑑別方法、確定診断への検査手順についても様々な文献を基にした十分な記載があります。飲酒も脂…

【書評】 急性腹症診療ガイドライン2015 【感想】

急性腹症診療ガイドライン2015作者: 急性腹症診療ガイドライン出版委員会出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2015/03/09メディア: 大型本この商品を含むブログを見る急性腹症診療ガイドライン出版委員会 ・日本腹部救急医学会 ・日本医学放射線学会 ・日本プ…

【書評】 消化器診療の疑問、これで納得!(レジデントノート増刊) 【感想】

レジデントノート増刊 Vol.15 No.8 消化器診療の疑問、これで納得! 〜外来・病棟・当直での初期対応や鑑別診断から検査・画像・薬物治療まで、よくある悩みに答えます作者: 花田敬士出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2013/07/20メディア: 単行本この商品を含…

【書評】 頼れる主治医になるための高齢者診療のコツを各科専門医が教えます 【感想】

オススメ度 ★★★★ (初期研修医におすすめ) 1. 内容 専門外の疾患についても適切な判断のできる一般内科医(=頼れる主治医)になるための本です。眼科、皮膚科、婦人科、整形外科、耳鼻咽喉科、脳外科、泌尿器科、歯科、精神科それぞれの専門医からのアドバ…