医学書の感想

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2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】 もしも心電図が小学校の必修科目だったら 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 小学校の科目になぞらえて、 ・国語(声に出して心電図を読む) ・体育(運動負荷心電図、急変時の胸骨圧迫) ・音楽(不整脈) ・社会(脚ブロック) ・英語(虚血性心疾患をめぐる日米の違い) …

【書評】 ECGブック -心電図センスを身につける- 第3版 【感想】

オススメ度 ★★★★★ (医療関係者みんなにおすすめ) 1. 内容 基礎の基礎から、読者に語りかけるように丁寧に心電図の解説が書いてあります。「心電図とは何か」「誘導とは何か」「PQRST波の成り立ち」「心拍数」「調律」など……について過不足ない量の情報が記…

【書評】 ER・ICU診療を深める 救急・集中治療医の頭の中 【感想】

大津市民病院の小尾口先生が書かれた救急の本です。 数ページをパッと見て、面白そうだと思って衝動買いしました。 オススメ度 ★★★ 1. 内容 小さくコンパクトです。「シンプルに考える、イージーに考えない」の帯が目を引きます。内容は大きく7パート「診断…

【書評】 輸液スーパー指南塾(レジデントノート増刊号) 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 2013年発行の輸液についてのレジデントノート増刊号です。 以前書いた輸液療法パーフェクトは2009年のもので、4年ぶりの輸液の増刊号です。輸液療法パーフェクトよりも輸液について基礎の基礎から…

【書評】 つまずき症例で学ぶ薬の処方徹底トレーニング 【感想】

オススメ度 ★★★ 1. 外観 コンパクトでシンプルな外観です。 2. 内容 81の症例をベースとした薬の処方について記載されています。循環器、消化器、呼吸器、代謝内分泌、腎リウマチ膠原病、神経、血液、感染症、不安症、不眠症など内科疾患が中心の症例が載っ…

【書評】 輸液療法パーフェクト(レジデントノート増刊) 【感想】

輸液は内科外科を問わずほとんどの科で必要となる知識です。 研修医の頃、輸液について勉強しようと思って本書を購入しました。 オススメ度 ★★★★ (初期研修医におすすめ) 1. 外観 他のレジデントノート増刊号と同様の見た目です。 2. 内容 輸液の基本(体…

【書評】 教えて! ICU 集中治療に強くなる 【感想】

教えて! ICU 集中治療に強くなる作者: 早川桂,清水敬樹出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2013/02/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「レジデントノート」で連載されていた人気コラムを集めて単行本化したものです。 オススメ度 ★★★ 1. 外観 真っ…

【書評】 外来を愉しむ 攻める問診 【感想】

救急では著名な山中先生の書かれた本です。 研修医時代、救急をローテートしたときに購入しました。 オススメ度 ★★★★ (研修医におすすめ) 1. 外観 BEAM(Bunkodo Essential&Advanced Mook)シリーズのひとつです。 卒後5-6年目までを対象とした特集テーマの…

【書評】 あなたも名医! もう困らない救急・当直 〈ver.2〉 【感想】

オススメ度 ★★★★ (初期研修医におすすめ) 1. 内容 救急では著名な福井大学の林 寛之先生が書かれた本です。 救急外来で頻繁に出会う症状を中心に記載されています。発熱、頭痛、胸痛、急性腹症、関節痛、めまい、ショック、失神、けいれん、麻痺、しびれ、…

【書評】 内科レジデントの鉄則 第2版 【感想】

オススメ度 ★★★★★ (研修医必携本のひとつ) 1. 内容 新人研修医向けに内科の「鉄則」が3パートに分けて記載されています。 例えば、パートⅠでは発熱は感染症だけが原因とは限らないとか、wheezeが聴取されるのは気管支喘息に限らない(急性心不全もある)と…

【書評】 異常値の出るメカニズム 第6版 【感想】

オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ) 1. 内容 各検体を用いた検査値の「検査法」「体内での動態」「臨床的意義」「上がっている場合、下がっている場合に考えられる疾患」「検査の限界」「ピットフォール」などが詳細に記載されています…

【書評】 効果的に使う!消化器の治療薬 【感想】

効果的に使う!消化器の治療薬〜初期治療から慢性期まで 症状・病因・経過にあわせたベストな処方 (消化器BooK)作者: 高橋信一出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2012/03/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「効果的に使う!消化器の治療薬〜初期治…

【書評】 ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 前半は「抗菌薬の種類・特徴・使いわけ」などの一般的な話が中心、後半は「細菌別の特徴」が書いてあります。平易でわかりやすい表現がほとんどですが、要点はしっかり抑えられている解説がされて…

【書評】 循環器治療薬ファイル -薬物治療のセンスを身につける- 第2版 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 外観 「ファイルシリーズ」というか「センスを身につけるシリーズ」というか、このシリーズはボーダー柄で一貫したデザインになっています。シリーズで揃えると結構綺麗に見えます。 2. 内容 「病態か…

【書評】 ジェネラリストのための内科外来マニュアル 【感想】

「ジェネラリストのための内科外来マニュアル」を購入しました。 2013年に沖縄県立中央病院の金城先生が執筆された本です。 オススメ度 ★★★★★ (一般内科外来をするようになった人におすすめ) 1. 内容 症候学が中心です。内科外来で必ず出会う症状、例えば…

【書評】 緩和治療薬の考え方,使い方 【感想】

オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ) 1. 内容 痛み、吐き気、食欲不振、呼吸困難、便秘、不眠、抑うつ、せん妄など癌に随伴する症状の機序の解説と、それに対する薬剤の処方例が順序立てて記載されています。実地臨床と最新研究に基づい…

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【書評】 レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版 【感想】

第2版が発売されてから約8年ぶりの改訂のようです。 オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ) 1. 外観 目を引くのが「熱・白血球・CRPから解放される1冊」とデカデカと書かれている帯です。感染症を診るうえで当然のことですが、上記の3つの…