医学書の感想

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2014年出版

【書評】 解剖と正常像がわかる! エコーの撮り方 完全マスター 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 超音波検査の初心者向けに書かれた本です。腹部エコーだけではなく、甲状腺や心臓、腎・泌尿器、生殖器、腸管など全身の超音波検査が網羅されています。 2. 本書の特徴 「エコー画像、シェーマ、解…

【書評】 糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第6版 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 日本糖尿病学会の新しい「糖尿病専門医研修カリキュラムチェックリスト」「糖尿病専門医研修カリキュラム」に完全対応したテキストです。B5判で514ページの分厚い本ですが、糖尿病の定義から始ま…

【書評】 Hospitalist 特集:腎疾患 Vol.2 No.1 2014 【感想】

Hospitalistは集中治療で有名なIntensivist(インテンシヴィスト)の姉妹本です。2014年に発刊が開始されました。入院患者の病棟管理だけではなく、地域医療連携を含めた外来診療のできるジェネラリスト(=Hospitalist)を志す人のためのクォータリーマガジン…

【書評】 Hospitalist 特集:消化管疾患 Vol.2 No.3 2014 【感想】

Hospitalistは集中治療で有名なIntensivist(インテンシヴィスト)の姉妹本です。2014年に発刊が開始されました。入院患者の病棟管理だけではなく、地域医療連携を含めた外来診療のできるジェネラリスト(=Hospitalist)を志す人のためのクォータリーマガジン…

【書評】 胸部X線診断に自信がつく本 第2版 【感想】

オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ) 1. 内容 初期研修医向けに書かれた胸部単純X線写真の本です。体位などの撮影条件によるX線像の違い、胸部CTとX線での映る像の違いなど、X線読影の基本原理から丁寧に解説されています。「曇っている…

【書評】 見て読んでわかるNASH/NAFLD診療 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 NAFLD/NASH/ALDについて易しく解説されています。薄い本ですが、それぞれの病態の定義、診断基準、鑑別方法、確定診断への検査手順についても様々な文献を基にした十分な記載があります。飲酒も脂…

【書評】 薬がみえる vol.1 【感想】

オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ:医師、薬剤師、看護師、医薬学生) 1. 内容 「病気がみえるシリーズ」の類書で待望の「薬」バージョンです。 基礎的な生理学から薬理学、そして主要疾患の病態から薬物の作用機序までの流れが解説さ…

【書評】 初期対応に自信がつく! 治療薬レジデントマニュアル 【感想】

オススメ度 ★★★ 1. 内容 初期研修医向けの治療薬マニュアルです。 当直・病棟での初期対応と代表的な薬剤がコンパクトにまとめられています。内容は以下の3章にわかれています。 第Ⅰ章では「頻度の高い症状、緊急性の高い症状」の初期対応および鑑別診断のポ…

【書評】 ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 前半は「抗菌薬の種類・特徴・使いわけ」などの一般的な話が中心、後半は「細菌別の特徴」が書いてあります。平易でわかりやすい表現がほとんどですが、要点はしっかり抑えられている解説がされて…

【書評】 緩和治療薬の考え方,使い方 【感想】

オススメ度 ★★★★ (この分野に関わる人すべてにおすすめ) 1. 内容 痛み、吐き気、食欲不振、呼吸困難、便秘、不眠、抑うつ、せん妄など癌に随伴する症状の機序の解説と、それに対する薬剤の処方例が順序立てて記載されています。実地臨床と最新研究に基づい…