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【書評】 「胃と腸」 増刊号 消化管拡大内視鏡診断 2016 【感想】

胃と腸 2016年 増刊号 消化管拡大内視鏡診断2016

オススメ度 ★★★

(内視鏡をする人におすすめ)

1. 内容

「胃と腸」から毎年刊行されている増刊号のひとつです。日進月歩の拡大内視鏡ですが、今回も咽頭/食道/胃/大腸の正常拡大内視鏡像から悪性の拡大内視鏡像まで最新の分類、最新の文献に基づいた新知見が300ページほどの紙面にきれいにまとめられています。秀逸な解説がついた豊富な画像で日々の診療にアトラスとして使えると思います。

2. 本書の特徴

正常所見からどこがどういうふうに異常なのか、最新の論文をレビュー形式でまとめてあるので今から拡大内視鏡の勉強をしたい人はまず本書を手に取ると良いと思います。とにかく拡大内視鏡の画像と分類がたくさん載っていて勉強になります。

3. おわりに

2015年にも胃と腸から似たような本が出ていますが2016年にも出ました! ここ10年で内視鏡の画像技術は物凄い速度で発展しています。個人的にも興味のある分野なので、どんどん知識をアップデートして標準的な医療を提供できるように日々の診療に活用していきたいです。


胃と腸 2016年 増刊号 消化管拡大内視鏡診断2016

胃と腸 2016年 増刊号 消化管拡大内視鏡診断2016

胃の拡大内視鏡診断 第2版

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NBI内視鏡アトラス

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内視鏡所見のよみ方と鑑別診断下部消化管 第2版

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  • 作者: 多田 正大,大川 清孝,三戸岡 英樹,清水 誠治
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2009/02/01
  • メディア: 単行本
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