オススメ度 ★★
(専門知識を学びたい人におすすめ)
1. 内容
第Ⅰ章:ガイドラインの目的・使用方法・作成方法
第Ⅱ章:用語の定義
第Ⅲ章:疫学
第Ⅳ章:基本的診療方針と診療フローチャート
第Ⅴ章:急性膵炎の診断
第Ⅵ章:急性膵炎の重症度診断
第Ⅶ章:急性膵炎の治療
第Ⅷ章:ERCP後膵炎
第Ⅸ章:医療費からみた急性膵炎-消化器内視鏡関連手技後の膵炎-
第Ⅹ章:臨床指針
2. 本書の特徴
急性膵炎の最新のガイドラインです。どの治療法に、どの程度のエビデンスが蓄積されているのか、はっきりと示されています。クリニカルクエスチョン(1問1答)形式なので疑問に対する答えが明確であり、臨床現場で活かしやすい構成になっています。
3. おわりに
壊死性膵炎で死亡率15%、壊死性膵炎に臓器不全を伴えば死亡率約50%、さらに発症早期に臓器不全がある場合や48時間以上続く臓器不全がある場合は死亡率70%まで達する致死的疾患が急性膵炎です。
重症例を早期に検出し、適切な医療機関で迅速な治療を行うために、日々アップデートされる情報を取り入れることが重要です。基本的治療から逸脱しないために各施設に一冊は本書を置いておくべきだと思います。本書の第Ⅳ~Ⅷ章は急性膵炎に出会う可能性のある内科医であれば必読の価値があります。急性膵炎の勉強にはINTENSIVIST Vol.3 No.4 2011(特集:急性膵炎)もオススメです。
- 作者: 急性膵炎診療ガイドライン2015改訂出版委員会,日本腹部救急医学会,厚生労働科学研究費補助金難治性膵疾患に関する調査研究班,日本肝胆膵外科学会,日本膵臓学会,日本医学放射線学会
- 出版社/メーカー: 金原出版
- 発売日: 2015/03/12
- メディア: 単行本
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- 作者: 急性腹症診療ガイドライン出版委員会
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2015/03/09
- メディア: 大型本
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急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン 2013 TG13新基準掲載
- 作者: 高田忠敬
- 出版社/メーカー: 医学図書出版
- 発売日: 2013/03
- メディア: 単行本
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- 作者: 日本消化器病学会
- 出版社/メーカー: 南江堂
- 発売日: 2009/10
- メディア: 単行本
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INTENSIVIST Vol.3 No.4 2011(特集:急性膵炎)
- 作者: 藤谷茂樹,讃井將満,林淑朗,内野滋彦,JSEPTIC(特定非営利活動法人 日本集中治療教育研究会)
- 出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル
- 発売日: 2011/10/27
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- 作者: 検見崎聡美
- 出版社/メーカー: 保健同人社
- 発売日: 2002/01/05
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- 作者: 加藤眞三,鈴木和子,大木いづみ
- 出版社/メーカー: 女子栄養大学出版部
- 発売日: 2015/02/23
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