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【書評】 つまずき症例で学ぶ薬の処方徹底トレーニング 【感想】

つまずき症例で学ぶ薬の処方徹底トレーニング―これだけは知っておきたい“つまずきポイント”と“処方のコツ”

オススメ度 ★★★

1. 外観

コンパクトでシンプルな外観です。

2. 内容

81の症例をベースとした薬の処方について記載されています。循環器、消化器、呼吸器、代謝内分泌、腎リウマチ膠原病、神経、血液、感染症、不安症、不眠症など内科疾患が中心の症例が載っています。薬が羅列されている本ではなく、症例によってどのように使い分けていくか、ということが中心です。すべてQ&A形式になっており、タイトル通り処方を考えるトレーニングになります。

3. 本書の特徴

① 症例ベースのQ&A形式
② よく出会う症例の判断の難しい処方が厳選されている

4. おわりに

本書は薬の処方について詳しくなりたいと思い購入しました。専門的な内科疾患が多く記載されており、臨床経験の少ない時分には、かなり難しい症例が揃っています。各疾患のガイドラインやエビデンスが記載されているため、それぞれの疾患について勉強できる構成になっています。すべて症例ベースなので、純粋な読み物としても十分に面白い本です。繰り返し読みたい本のひとつです。


治療薬ハンドブック2015 薬剤選択と処方のポイント 特典アプリがついています

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  • 作者: 高久史麿(日本医学会会長・自治医科大学名誉学長),堀正二(大阪府立成人病センター名誉総長・大阪大学名誉教授),菅野健太郎(自治医科大学名誉教授),門脇孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授),乾賢一(京都薬科大学学長・京都大学名誉教授),林昌洋(虎の門病院薬剤部長)
  • 出版社/メーカー: じほう
  • 発売日: 2015/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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