「ジェネラリストのための内科外来マニュアル」を購入しました。
2013年に沖縄県立中央病院の金城先生が執筆された本です。
オススメ度 ★★★★★
(一般内科外来をするようになった人におすすめ)
1. 内容
症候学が中心です。内科外来で必ず出会う症状、例えば胸痛や腹痛を初めとして、全身倦怠感、嘔気、認知症、さらには「高齢者の様子がどこかおかしい」「夜中に寝汗がする」といった症状まで幅広くカバーしています。健診異常、ワクチン・予防接種についても記載されており、痒い所に手が届く内容です。
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2. 本書の特徴
初診から鑑別診断、フォローアップのタイミングまで記載されていて診療に迷いが生まれない構成になっています。記載されている鑑別診断が多く、症候から各疾患への確定診断をつける道筋がつけやすい。小さく持ち運びがしやすいので、外来に置いてすぐに参照できます。
3, おわりに
内科外来は経験の少ない自分のような人間にとってまさに未知との遭遇で、初めたての頃はいつも不安を感じていました。患者を帰宅させてから「本当にあの診断で良かったのか」と自問自答することもありました。本書に記載されているような症候学を学んでおけば、診断で迷うことは少なくなるのではないかと思います。
外来をやりだした後期研修医、救急外来をすることのある初期研修医にもオススメの1冊です。
これから学習される方はこちらをオススメします。
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