医学書の感想

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2016年出版

【書評】 知らなきゃ危ない! 病棟でよくつかわれる「くすり」 エキスパートナース 2016年11月号増刊 【感想】

オススメ度 ★★★★ (病棟看護師、初期研修医におすすめ) 内容 タイトル通りの内容で、病棟でよく使われている降圧薬、抗不整脈薬、利尿薬、抗血小板薬・抗凝固薬、下剤、解熱鎮痛薬、オピオイド鎮痛薬、睡眠薬・抗不安薬、不穏に対する向精神薬、抗てんかん…

【書評】 胃と腸 2016年1月号 慢性胃炎を見直す 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 内容 「慢性胃炎」の歴史、病理診断、内視鏡診断(拡大内視鏡診断)、臨床診断(血清診断)、A型胃炎の診断、残胃炎などの知見をまとめた一冊です。胃炎の歴史は古く、多様な分類が呈示されていますが、日…

【書評】 ERのTips 【感想】

オススメ度 ★★★ (知識をさらに深めたい人におすすめ) 1. 内容 2016年3月出版。iPhoneアプリ「ERのTips」から生まれた初期研修医向けの本です。様々な疾患において、治療方針の判断基準となるルール(=Clinical Decision Rule; CDS)をエビデンスに基づいて…

【書評】 夜間外来であわてない! エビデンスに基づく診療の極意 【感想】

オススメ度 ★★★ (初期研修医におすすめ) 1. 内容 救急外来の症候学の本です。 2012年出版の「あなたも名医!もう困らない救急・当直」と内容が非常によく似ていますが、運動麻痺や腰背部痛、陰嚢痛、急性中毒などの項目は本書でのみ取り上げられています。…

【書評】 「胃と腸」 増刊号 消化管拡大内視鏡診断 2016 【感想】

オススメ度 ★★★ (内視鏡をする人におすすめ) 1. 内容 「胃と腸」から毎年刊行されている増刊号のひとつです。日進月歩の拡大内視鏡ですが、今回も咽頭/食道/胃/大腸の正常拡大内視鏡像から悪性の拡大内視鏡像まで最新の分類、最新の文献に基づいた新知見が…

【書評】 ポケット呼吸器診療 2016 【感想】

オススメ度 ★★★★ (呼吸器疾患を診る機会のある人におすすめ) 1. 内容 呼吸器内科医向けに書かれたポケットに入るほど非常に小さな本ですが、感染症(肺炎)、閉塞性肺疾患、間質性肺疾患、肺悪性腫瘍、アレルギー性肺疾患、じん肺、SAS、肺高血圧症など一…