医学書の感想

実際に購入した医学書のレビューサイト

消化器内科

【書評】これだけは読んでおきたい! 消化器内視鏡医のための重要論文200篇 <消化管腫瘍編>【感想】

" style="border: none"> 消化器内視鏡医にとって読むべき重要な論文200篇が、「頭頸部」(5篇)、「食道」(30篇)、「胃」(60篇)、「十二指腸」(5篇)、「小腸」(15篇)、「大腸」(85篇)の6カテゴリー別に収載されています。いずれも1論文1ページの読み切りとな…

【書評】早期胃癌2018(胃と腸 2018年 5月号増刊号)【感想】

いきなり他誌の話で恐縮だが,日本胃癌学会の機関誌である「Gastric Cancer」のインパクトファクター(2016/2017)がついに5.454と5点台を超えた.日本発の癌関連英文誌が5点を超える時代が来るとは夢想だにしなかったが,この出来事は,わが国の胃癌研究が…

【書評】 胃と腸 2016年1月号 慢性胃炎を見直す 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 内容 「慢性胃炎」の歴史、病理診断、内視鏡診断(拡大内視鏡診断)、臨床診断(血清診断)、A型胃炎の診断、残胃炎などの知見をまとめた一冊です。胃炎の歴史は古く、多様な分類が呈示されていますが、日…

【書評】 胃食道逆流症(GERD) 診療ガイドライン2015 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 日本消化器病学会が編集した「胃食道逆流症(GERD:Gastroesophageal Reflux Disease)の診療ガイドライン2015」です。他のガイドラインと同様にクリニカルクエスチョンをエビデンスに基づいて統合…

【感想】 腹部超音波ポケットマニュアル 【書評】

オススメ度 ★★★ (超音波をする機会のある人におすすめ:検査技師、医師) 1. 内容 腹部超音波の初心者から指導者や中級者まで幅広い層を対象とした本です。2011年出版のちょっと古めの本ですが、これまで第5刷まで増刷されています。「日本超音波学会推奨の…

【書評】 「胃と腸」 増刊号 消化管拡大内視鏡診断 2016 【感想】

オススメ度 ★★★ (内視鏡をする人におすすめ) 1. 内容 「胃と腸」から毎年刊行されている増刊号のひとつです。日進月歩の拡大内視鏡ですが、今回も咽頭/食道/胃/大腸の正常拡大内視鏡像から悪性の拡大内視鏡像まで最新の分類、最新の文献に基づいた新知見が…

【書評】 パワーアップ いまさら聞けない腹部エコーの基礎 第2版 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 腹部エコーのベストセラー本のひとつで、医学生や研修医から検査技師・放射線技師などの腹部エコー初心者を対象に書かれています。どこにでもある装置を駆使して、効率よく診断にたどりつけるよう…

【書評】 消化管癌カラーアトラス―内視鏡所見から病理診断へ迫る 【感想】

オススメ度 ★ (知識をさらに深めたい人におすすめ) 1. 内容 上下部内視鏡検査のカラーアトラスです。内容は鮮明で大きな内視鏡写真と病理像の対比が主体で、それぞれ詳細な解説を交えながら同じ筆者によって一貫性をもってまとめられています。胃癌や大腸…

【書評】 あらゆる症例に対応できる!消化器がん化学療法 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、肝癌、胆道癌、膵癌、NET、GIST)に使われる抗癌剤の作用機序、薬物動態、副作用の詳細な説明から始まり、各疾患の基本的なレジメン、対応が難しい病態の治療の…

【書評】 臨牀消化器内科 2015年6月増刊号 「胃癌の診療」 【感想】

オススメ度 ★ 臨牀消化器内科 6月増刊号 「胃癌の診療」を読みました。 病院の棚に置いてあるのを読んで、実際に購入してみて何度か通読しました。 1. 内容 臨牀消化器内科としては2004年以来10年ぶりの「胃癌」の増刊号です。 胃癌診療に必要な基礎知識、診…

【書評】 日本臨床 2015年7月号 特集:酸関連疾患 【感想】

> オススメ度 ★ (知識をさらに深めたい人におすすめ) 1. 内容 GERD、FDなどの胃酸に関連した疾患の特集です。胃酸の分泌機構(H+,K+-ATPase)の図説、欧米との酸関連疾患の比較、日本人の年代別胃酸分泌の推移についての総説から、GERD、NERD、NSAIDs潰瘍、…

【書評】 Hospitalist 特集:消化管疾患 Vol.2 No.3 2014 【感想】

Hospitalistは集中治療で有名なIntensivist(インテンシヴィスト)の姉妹本です。2014年に発刊が開始されました。入院患者の病棟管理だけではなく、地域医療連携を含めた外来診療のできるジェネラリスト(=Hospitalist)を志す人のためのクォータリーマガジン…

【書評】 慢性膵炎診療ガイドライン〈2015〉 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 全編にわたってクリニカルクエスチョンを主体とした検査・治療の推奨度およびエビデンスが記載されています。本ガイドラインのなかで目立つものでは、血中・尿中膵酵素の感度は高くない(特異度は…

【書評】 見て読んでわかるNASH/NAFLD診療 【感想】

オススメ度 ★★★ (基礎から学びたい人におすすめ) 1. 内容 NAFLD/NASH/ALDについて易しく解説されています。薄い本ですが、それぞれの病態の定義、診断基準、鑑別方法、確定診断への検査手順についても様々な文献を基にした十分な記載があります。飲酒も脂…

【書評】 急性腹症診療ガイドライン2015 【感想】

急性腹症診療ガイドライン2015作者: 急性腹症診療ガイドライン出版委員会出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2015/03/09メディア: 大型本この商品を含むブログを見る急性腹症診療ガイドライン出版委員会 ・日本腹部救急医学会 ・日本医学放射線学会 ・日本プ…

【書評】 消化器診療の疑問、これで納得!(レジデントノート増刊) 【感想】

レジデントノート増刊 Vol.15 No.8 消化器診療の疑問、これで納得! 〜外来・病棟・当直での初期対応や鑑別診断から検査・画像・薬物治療まで、よくある悩みに答えます作者: 花田敬士出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2013/07/20メディア: 単行本この商品を含…

【書評】 消化管の画像診断 (画像診断別冊KEY BOOKシリーズ) 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 画像診断で有名なKEY BOOKシリーズの最新刊です。 約380ページに渡って食道から肛門までの消化管疾患の画像診断が多数収録されています。他のKEY BOOKシリーズと同様に見開きで1疾患「内視鏡所見…

【書評】 急性膵炎診療ガイドライン 2015 (第4版) 【感想】

オススメ度 ★★ (専門知識を学びたい人におすすめ) 1. 内容 第Ⅰ章:ガイドラインの目的・使用方法・作成方法 第Ⅱ章:用語の定義 第Ⅲ章:疫学 第Ⅳ章:基本的診療方針と診療フローチャート 第Ⅴ章:急性膵炎の診断 第Ⅵ章:急性膵炎の重症度診断 第Ⅶ章:急性膵…

【書評】 効果的に使う!消化器の治療薬 【感想】

効果的に使う!消化器の治療薬〜初期治療から慢性期まで 症状・病因・経過にあわせたベストな処方 (消化器BooK)作者: 高橋信一出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2012/03/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「効果的に使う!消化器の治療薬〜初期治…